高校生はいつから塾に行ったらよいか
来週には鹿児島県の公立高校入試の発表があり、新たな学校に進まれることと思います。
全体的には定員割れの状況であっても、そうでない高校もあり、塾に行ったりしてそれなりに大変だったことと思います。
またすぐ塾なんて。もうちょっとゆっくりしたい。夏休みからでも大丈夫だったので、それくらいからでいいんじゃないか。
高校の先生も、塾に行かなくても合格させる力をつけさせますって言ってたし。
おおよそ、そういう感想になると思いますが、
ズバリ、高校生は高1の最初から塾に来てください。とりあえず数学だけでいいです。
理由は2つあります。
まず1つ目ですが、高校1年生の秋過ぎるあたりから、文系、理系の選択を迫られます。
中学3年生にはピンと来ないと思いますが、大学には学部というものがあり、これが大まかに文系と理系に分かれています。文系には法学部、経済学部、文学部といった学部があり、理系には理学部、工学部、薬学部、歯学部、医学部といった学部があります。学部はその後の進路に直結するものが多く、この大まかな選択を高校1年生でしなくてはいけません。文系と理系では高校2年生からの受講科目も異なりますし、大学入試の受験科目も異なります。文系の理科の履修は基本的に基礎科目のみ。また理系の社会は1科目のみです。途中の変更はかなり難しい。高校入試の受験科目で得意、不得意があったと思いますが、そうしたことから大まかに選択を意識しておく必要があります。
2つ目ですが、理系を選択した場合、数学は3年間、次から次へと新しい分野が出てきます。
おおまかには、1年生でⅠ・A、2年生でⅡ・B、3年生でⅢ・C(現1年生から数学が新課程に入り、数学Cが復活します)という感じです。この数学Ⅰでつまずいてしまう高校生が実に多い。数学Ⅰでつまずくと、前述した文理選択で文系を勧められることが多いものです。しかし、2年生で1年生の範囲がわかってくることもありますし、受験科目に数Ⅲ・Cが要るとは限りませんから、理系に進みたいのであれば、なんとか数学Ⅰでつまずいて欲しくないと思うのです。
中学生の時に数学が苦手であった生徒はなおさらのこと、高校1年生の数学をしっかり勉強して欲しいと思います。もちろん、学校の教材を。
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