共通テスト直前期 保護者の方へのお願い 2024年新春

あけましておめでとうございます。新春早々受験の話で恐縮ですが、保護者の方にはご準備いただければと思うことがあり、お知らせすることに致しました。

模擬試験の成績表が続々と返ってきたと思います。合格可能性判定で具体的に出願校を決めておいてください。正直なところ、判定Eの大学は見込みが薄いです。が、いま受験生は直前の共通テストのことで頭がいっぱいです。余計なことを言うと怒らせてしまいますから、保護者の方は水面下で大学、学部、卒業後の進路等について現実的な検討をしておきましょう。

といいますのも、
共通テストの自己採点結果が出て、受験生が急に現実的になることは非常に多いものです。その時初めて家庭で現実的な話ができるようになります。それまでの間に準備をしておきましょう。

また、
共通テストが終わったあと、二次試験の出願までは二週間しかありません。あわてないよう、受ける可能性のある大学の願書は国公立、私立の区別なく入手しておきましょう。いまでは大学のホームページでパンフレットや受験要項をデジタル版で見ることができたり、出願もオンラインでできたりしますので確認しておいてください。但し、卒業証明書や調査書などの必要書類は原本が必要です。早めに出願予定校を決め、学校に作成を依頼しておきましょう。共通テスト後は学校の事務の方も忙しくなっています。

さらに、
共通テスト前に出願を締め切る私立大学があります。共通テストで失敗したから私大を探そうというのでは準備のみならず出願が間に合わない可能性があります。私大入試では共通テストの結果のみで合否が決まる形式、県外の大学でも鹿児島での受験が可能な大学、学部があります。国公立大の二次試験への時間的、経済的なメリットもありますので可能でしたらぜひご検討ください。

学校で共通テスト前に面談が行われる場合が多いのですが(場合によってはすでに行われていることと思います)、共通テストに向けて勉強している受験生に今の成績がこれだからここにしなさいと志望校について決めつけるのは勉強の動機づけとして確実にマイナスです。そもそも共通テストでは志望校を申告することはありませんから共通テストまでは共通テストの勉強に専念させましょう。当校では共通テスト前の面談は行っておりません。

お子様を、どの地域の、学費がいくらくらいかかる、どの大学の、どの学部に進められるかということについての決定権は保護者の方にしかありません。保護者の方の側でひそかに大学を数校選んでおきましょう。共通テストが終わり、ボーダーラインが出て、志望校が固まるまでは具体的に動けないのが現実です。このため、共通テストまでの時期に保護者の方でできる準備はしておきましょう。