共通テスト受験上の注意点 2024
直前でいろいろ忙しいと思いますが、あらためて共通テストの受験案内を確認しておいてください。
指定の時間に指定の席に着席し、まずは受験番号と名前を書きましょう
とにかく遅刻しないようにしましょう。そして、落ち着いて回答を始められるようにしましょう。
理科や社会で2科目受験すると登録した場合、1科目のみとすることはできません。よって、第1科目に20分を超えて遅刻した場合、どちらも受験できません。
また第1科目と第2科目の間の10分は答案回収時間でトイレ等での退出はできません。
国語は大学が指定した分野のみ(例えば「現代文のみ」、「漢文を除く」など)を解答する場合でも試験時間は80分です。
英語は原則としてリーディングとリスニングの両方を解答しなければなりません。リスニングは試験開始時間までに入室していないと受験できません。
受験番号や氏名の記載は提出時に試験官に確認されますが、必ず最初に書くよう注意しましょう。
速く、正確に、より多くマークしてなんぼです
シャープペンシルの使用が許可されているのは計算用です。マークは鉛筆でするようにしましょう。つぶれた鉛筆であれば2ストロークでマークすることができますからかなりの時間短縮につながります。マークが薄かったり、シートに穴をあけてしまったりすると大変です。
シートに正確にマークがしてあってこそ機械は読み取ってくれます。問題を解いたら、問題用紙に答えを記入し、できるだけ速やかに正確にマークしましょう。あとからまとめてマークしようとすると、マークの漏れやずれにつながります。問題の解答番号とマークシートの解答番号を確認して着実にマークを進めましょう。問題によっては2つ選ばせるものがありますので、こうしたものを見逃すとずれにつながりますので要注意です。
毎年のように、焦って解いて問題用紙に何番を選んだか書き残していないので自己採点ができない、とかマークシート提出時に最後の解答番号とマークシートの最後の番号が違っていたことに気づいて、どこからずれているのかわからない、といった受験生の声を聴きますが、得点がわからないのでは出願の際に非常に困ります。
逆にわからないからと潔くマークしないでいると当たるかもしれないのにもったいないことになります。わからなくても、問題用紙に記録し、マークはしましょう。
数学、理科は手際よく
数学や理科では計算が求められることがあります。誘導に乗りながらももっと速く解けないか、簡単に解けないかということを常に意識しましょう。部分点の取れないマーク式の試験では時間をかけて答えを間違うということこそが最悪です。
これらの科目が苦手な受験生は、目標点を決め、枝問の最初の、基礎的な問題を確実に取るようにしましょう。こうした問題を固めずに、いたずらに手を伸ばすと点数を大きく崩すことにつながります。
試験官は味方です
許可されているものを机の上に置くと注意されたり、「解答はじめ」の指示前に解答を始めたり、「解答やめ」の指示に従わずに解答を続けたりすると不正行為とされるなど、試験会場では他の受験生に加えて試験官も敵であるように感じてしまいますが、ものを落とした、トイレに行きたい、体調が悪いなどのようなときにはすぐ手を挙げて試験官に相談しましょう。
2024年度の大学入試共通テストがいよいよ近づいてきました。受験生の皆さんの検討を心からお祈りいたします。