模試の復習のしかた 2026
今年もいよいよ大学受験生対象の模擬試験が始まりました。
模擬試験の復習のしかたについてお話ししたいと思います。
高3の模擬試験の実態
高校2年生までの模擬試験では、それぞれの学年の生徒しか受験してきませんが、高校3年生になり、いつもの実力試験だと思って受験すると、大変なことになります。
まず、高校3年生の大学受験用の模擬試験には、高卒生、すなわち浪人生も参加してきます。浪人生は一度課程を修了しており、さらに受験を経験し、その厳しさを知っています。
また、夏以降になりますと、それまで関わることのなかった有名高校の受験生が同じ模擬試験に参加してきます。彼らは習熟度が高いだけでなく、すでに課程を修了している場合が多いものです。特に私立の中高一貫校ともなりますとこの傾向はとても強くなります。
夏以降の模擬試験では、次第に課程の制限がなくなり、10月ごろの模試では、実際の入試と同様、範囲がなくなります。さらに問題の難度も高くなります。
模試の準備
ですから、こうした模試を受ける前は、英語や古典の語彙、理科や社会の記憶事項は定期テスト前のように準備して臨むことが必要です。
国公立大あるいは私立大の難関校の問題はさることながら、最近の共通テストでは英語のリーディングはすべて長文になり、リスニングは100点満点の実質的には別科目となりました。国語は大問が増え、理科は全範囲となりました。これだけ問題数が増えますと、かなりのスピードが要求されます。時間をかければ解ける問題も、時間をかけられないので、相当、処理が速くないと正解を得られません。日頃から、速く解く練習をしましょう。
模試の見直し
そして、受験後の見直しのしかたがとても大切になります。現役の高校生の場合、模試を受けっぱなしにしてしまうことが多いようですが、これからの模試に備えるためにも必ず見直しを行うようにしましょう。
①自己採点
まずは自己採点をしてみてください。
共通テスト模試であればマーク式ですから、自己採点ができます。記述式の模試でも、解答を見ながら、どれくらいの得点になっているのかを推測することができます。かなり後ですが、採点済みの答案が返却されてきますので、点数を比較しましょう。
②差異の調査
次に目標点との差異の原因を調べましょう。受験後の見直しで最も重要なのはこの差異の分析です。
よく、すべての問題を見直したり、解き直す人がいますが、スピードが要求される模試では、あまり効率が良いとは言えません。早く解けた問題は見直しの必要がなく、手間がかかって捨てるべき問題は見直しの必要がないからです。各自、目標点に到達するためには、あとどの問題が制限時間内で解ければよかったのかを確認するようにしましょう。そして、その確認が終われば、特に忙しい現役生の場合は、見直しは終えていいと思います。
③苦手な教科、科目の克服
苦手な教科、科目を放置しないようにしましょう。
得意科目で苦手な科目をカバーしようとしている場合、得意科目の目標点は高く、苦手科目の目標点は低くなりがちです。しかし、実際の模試や入試では得意科目の難度が高いかもしれません。模試の成績表ではB判定まであと何点かが表示されていますが、やはりその差を埋めてくれるのは苦手科目の向上です。苦手な教科、科目はくれぐれも放置しないようにしましょう