受験科目を減らすと不利になる?

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模擬試験が毎週のように行われ、忘れた頃にその成績表が返却される時期ですね。

その成績表の内容がよければいいのですが、特に国立大受験生の場合、共通テストの科目が多く、その中にどうしても点数が出てこない科目があることはよくあることです。

明らかに足を引っ張っている科目があると受験生の対応は2つに分かれます。

志望校の受験科目にある以上、何とかしなければ、

という対応と、

もうこの科目は受験科目から外してこの科目を含まない公立や私立の大学に志望校を変更しようか、

という対応です。

苦手科目というのは逆に大きな得点源でもありますので、入試までの期間に勉強のやり方を修正したり、充てる時間を増やしたりすれば大きく合格可能性を上げる要因になります。

しかしその苦手科目を受験科目から除外してしまうのは実は大きなリスクを負います。

まず、単位の関係で学校で受講する科目の削減というのはなかなか認められるものではなく、その苦手科目の授業を受け続けなくてはなりません。苦手科目の授業が行われている中で自習をするのもなかなか集中力を欠くものです。

また、受験科目を減らすという「楽な」手段は多くの受験生が考えることだということです。除外した分だけ倍率も上がります。果たして除外されない得意科目がそれほど得意でしょうか。

センター試験が共通テストに変わりましたが、特に英語ではリーディングがすべて読解問題になり、リスニングがリーディングと同じ100点になりました。苦痛を覚えているのはすべての受験生に通じています。

しかし、以前はセンター試験を、いまは共通テストを受けなければならない国公立大医学部受験生にとってはこれが大きなハードルとなり、私立大医学部受験生はこのハードルを越えられません。東大や京大のようなもともと二次試験科目の多い受験生の場合、この科目の多さがハードルとなり、倍率が上がらない要因となっています。

大手の模擬試験が実施されるのはせいぜい12月上旬まで、中には高校の進度が遅く、模擬試験の範囲に学校の授業が追いついていないと嘆く受験生もいることでしょう。しかし勝負は1月中旬。どうかあきらめずに苦手科目の克服に努めて欲しいものです。