二次試験に向けた勉強のしかたについて

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国公立大学の二次試験は記述式が中心となります。
共通テストのようなマーク式の試験と違い、「とりあえず塗っておく」という戦法が通じません。
国公立大学では二次試験が設定されている場合がほとんどであり、共通テストでボーダーラインを超えたからといって油断していると予想外の結果となることがあります。
各大学で出題される二次試験は形式が大きく異なりますから、クラスの全員が同じ教材で指導を受けるということが現実的でない場合も多いものです。
以下の点に気をつけて勉強を進めてください。

過去問を必ず解こう

共通テストを終え、いまだにボーダーラインの上か下かを気にしながら志望校の選択に悩んでいる方もいることと思いますが、いま見ているボーダーラインは過去の数字です。多くの受験生は自分の進路、保護者の方や担任の先生の意見、ボーダーライン、過去問、過去の模擬試験の状況など様々な要素を踏まえて出願に入っています。出願は前期、後期ともに期限は同じです。ボーダーラインや出願状況だけにこだわらず、まず過去問を指定の制限時間で解いてみましょう。
これから前期の二次試験まで、どのような準備をしなければならないかがわかってくると思います。
量が多く、時間に追われる問題かもしれません。量はさほどではないものの、丁寧に回答して高得点を取らないといけない問題かもしれません。そうした印象をこれからの勉強のしかたに生かすべきです。

現代文、英文解釈、英作文は添削してもらおう

記述式の問題では出題者の要求に的確に答えた回答を作成しなければなりません。書いた答案が気になったら必ず添削してもらうことが必要です。この時期は特に引っ込み思案の人が大損する時期といえます。特に下手でもていねいな字を書くようにしていないと担当の先生に指摘されるだけではなく、本番で提出する答案が読めないかまたは読み間違いにより予想外に低い点数になる可能性があります。また解答欄をはみ出したり、極端に解答量が少なかったりする解答も問題です。前者は0点となり、後者もかなり低い点数を覚悟した方がいいでしょう。解答欄の大きさは、解答者の文字の大きさにより字数は異なりますが、出題者が想定する解答量を暗示しているからです。

現代文なら、解答を構成するのに必要な語句(キーワード)がしっかり盛り込まれた読みやすい答案となっているか。

英文解釈なら、英文の構造をしっかり踏まえた訳になっているか。

英作文なら、不自由英作文は問題の日本語文の内容をしっかり捉え、表現できているか、自由英作文は自分の考えを的確に英語が表せているか、そしてこれが最も大事なことですが、冠詞、三単現のs、時制をはじめとする、文法上、語法上のミスがないかを見つけてもらうことが大切です。

数学の図や計算は解答用紙に書こう

二次試験の数学では部分点がつきます。どんなに解法が合っていて、時間をかけて計算しても答えが合わなければ0点になってしまうマーク式の試験とは大きく違う心の温かさを持っています。まずは問題文をもとに図を書き、式を立てましょう。これをどうして問題の余白や計算用紙に書いてしまうのでしょう。白紙の答案は0点しかつけられません。問題をどのようにブレイクダウンしたのか、それだけでも部分点がつく可能性があります。計算間違いは多かれ少なかれだれもがします。しかしそれで0点にはならないのが記述式の試験です。

解きやすそうな問題から手をつける(二次試験の場合そういう問題の方が難しいことがあるので注意してください)、枝問を見て誘導を探る、速く解ける解法を選ぶ、図を丁寧に大きめに描く、こういったことは共通テストのようなマーク式の問題でも同じですが、二次試験でもあらためて心がけてください。