浪人の時期をいかに過ごすか 2022年版

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最終の状況をイメージして逆算の計画を立てよう

大学は合格最低点を公表していますが、二次試験の採点は厳しく、最低点を狙ったのでは合格は厳しい場合が多いものです。受験科目に苦手なものを作らず、合格最低点を大きく上回ることを目標にしましょう。今回の共通テストでは数学が難しく埋没科目となってしまいました。こういうこともありますから、目標点は余裕を持って設定しましょう。多くの浪人生は、受験前に過去問をこなし、実際に受験もしたはずです。目標点を取るためには試験日までにどの科目をいつまでどのように強化するか、逆算して計画を立てましょう。公立高校の倍率は2倍を超えることはありませんが、大学入試ではよくあります。落ちる人の方が多いのです。計画はしっかり立てましょう。

実は時間がない

来年の共通テスト、あるいは私立大入試まで、4月から数えて10ヶ月しかありません。大手の模擬試験は11月までですから、8ヶ月しかありません。できれば模擬試験がある間に好ましい合格判定を出したいものです。ゆったりとした計画、無駄なことを含んでしまう計画ですと後半、かなり焦ってきます。

ゼロからのやり直しではない

今年の受験に備えて、勉強をして、模試を受けて、そして受験をしたはずです。もう一度ゼロに立ち戻るような勉強はやめましょう。そのままにしてきた苦手科目、苦手分野はなかったか、その克服が先です。いたずらに基礎から入るべきではありません。国公立大学の合格者のうち現役生は約73%(2018年)。難関大学、難関学部ともなるとこの割合は下がってきますし、現役生とはいえセミプロともいえるような有名高校の現役生はいるでしょうが、かなりの浪人生が現役生に先を越されています。緊張感をもって準備を進めましょう。

すべきであったことをしよう

高校3年生になって、模擬試験に間に合わせようと、カリキュラムが急に進んだ科目もあったことでしょう。地歴は範囲が広く、修得しきれなかったかもしれません。宿題が多かったり、土日に模擬試験が入ったりして、十分な復習ができなかったことでしょう。覚えていないものは覚えるべき、理解していないものは理解すべき、そして見直すべきものは見直すべきです。昨年すべきであったのにできなかったことに焦点を当てましょう。

模擬試験を柱に

高校では単位の関係から定期試験を受けなければなりません。しかし、定期試験の勉強が単なる暗記になっていなかったでしょうか。浪人生には定期試験はありません。あるのは模擬試験のみ。スケジュールが決まっていますから、模擬試験を柱にした自分なりの計画を立てましょう。そして、クラス順位でもなく、学校順位でもなく、広く全国の順位を意識しましょう。鹿児島大学ですら約半数が県外生です。

直前期は体力勝負

夏が過ぎ、寒い受験シーズンとなると浪人生は気力、体力が衰えてきます。現役生がまだ準備が整っていない春先に成績がいいのは当たり前です。しかし、セミプロ現役高校生は夏には成績を伸ばしてきますし、そうでない現役生も余裕を持つことなく最後の最後まであきらめずに準備を続けます。気づかないうちに11月、12月といった直前期に現役生に先を越されてしまうのです。精神的にも身体的にも余裕を持った準備を続けるために浪人生こそ効率の良い準備に心がけるべきです。